一昔前の出会い系サクラの独白

Posted By on 2015年2月12日

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私には、「かつて出会い系サイトのサクラをアルバイトでしていた」という奴が一人います。
その友人曰く、「とても向き不向きがある仕事」なのだそうです。
まず演技力。出会い系サイトに登録すると、しばらくメッセージの着信が鳴りやまないかと思います。見てみれば、たくさんの甘い誘い。
これは、プログラム的なものもあるらしいのですが、友人のところでは、誰かが登録するとデスクトップの名簿の一覧に出てくるので、そこに向かってテンプレートに従って作成したメッセージを送信していたというのです。
面白いのが、このテンプレートというのは本当に基本的な事だけで、女性を感じさせる部分は全て創作していたということ。つまり、あまりにも嘘くさかったり(そもそも登録後スグにメッセージがくるだけでも胡散臭いのですが)、ドギツイお下品なメッセージがあれば、それはあまりセンスのない人が仕事で作った文章と言う事になります。
さて、その友人はと言うと、そこでは大変評価されていたそうで、その理由は「いろんなタイプの女性になりきれるから」というもの。これはつまり、一人で多くの女性を演じられるので、登録者の興味を引きやすいと言い換えられるのです。平たく言うと登録者の「タイプ」の女性である可能性が高くなるのです。
こうしてタイプの女性との甘い一夜という、絵に描いたモチ以下の願望の為に登録者は課金します。友人は歩合性ではなかった為、課金をさせても給料が増えることはなかったらしいのですが、組織的には戦力として見られるわけです。
興味を引けた後は引き際が肝心とのこと。あまり長くかまけていても効率が悪いのだそうで、課金を確認したら即時会話を終わらせるのがベストなのだとか。
傾向として、課金をするのは1回が殆どで、2回3回とサクラに引っ掛かり続ける登録者は稀なそうです。なので、課金後は早速待ち合わせの話を自分から振り、そして当然ながら行かない。ちなみによく友人は「急な仕事」で断ったそうです。
友人は半年ほどそこでアルバイトをしていましたが、ある時とても虚しくなり、辞めたそうです。それでいいと私も思っています。文章が上手いという能力を他で活かした方がいいと思います。
同じ男として。

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