そして私は逃げました

Posted By on 2015年2月12日

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求人情報誌に「PCで入力が得意な方募集!」というアルバイト募集記事が掲載されていて、長期の仕事が決まるまでのつなぎとして面接に行き採用されました。
面接の際には「PCでツールを使って入力していくだけだから」と言われていたのですが、実際は出会い系のサクラ要員でした。
とりあえず1人につき5人分の女性の名前・設定が与えられ、その架空の女性として採用先が運営する携帯用出会い系サイトの会員の相手をするというのが実際の仕事でした。
会員はポイントを購入し、そのポイントを使ってJKとの出会い女性にメッセージを送って出会いを求めるのですが、実は送られたメッセージを受け取るのは架空の女性で、それを演じているのはPCの前で煙草を咥えながらカタカタと入力している中年の男性という現実がそこにありました。その中年の男性はサクラ歴が長く、1人で10人程の設定を操っていました。
用意されたPCには可愛い絵文字や会員の男性をあおる大量の定形文をクリック1つで入力→送信できるツールがあり、それを信じた会員にどんどんメッセージを送って返信させ、ポイントを消費させるのが私達の仕事です。
「もうポイントが無くなるから、このアドレス(会員の携帯用メールアドレス)に直接連絡ちょうだい!」と返信してきた会員はとりあえずそこでやり取りを止め放置です。
中には「お前はサクラだろう!」「サクラに払った金を返せ!」とわざわざポイントを使ってメッセージを送ってくる会員の方もいましたが、そういう方専門のスタッフが「ふ~ん、そっかそっか」と言いながら飄々と対処していました。
「昼休みや休憩は個人の判断で」という所だったので、一緒に採用された人が昼休みを取るまで必死に5人の女性になりきって定形文を選び、時には少々アレンジしたりしてメッセージを送りまくり、返信してきたメッセージに更に・・・と延々繰り返して、「昼休み行ってきます」という声が聞こえた瞬間に「私も行ってきます!」と手を挙げて近所のハンバーガーショップに逃げ込みました。
一息ついた時に正直「コレはキツイな」と思い、結局その日1日だけで辞めました。

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